質問の内容
ペンネーム:サンコラス・ケイジ(20代・コーチ)
私は月に数回、女性経営者が集まる場所で「コーチをつけてみませんか?」「コーチングを受けてみませんか?」と営業を行なっていますが、なかなかうまくいきません。経営者であっても、女性のお財布の紐はとても硬く結ばれているなと感じています。相手が経営者なので「会社の経費でコーチングを受けてみませんか?」と営業してみるのはどうだろうと考えてみたのですが、そのフレーズに違和感を感じています。自然で嫌味のない営業方法や、言い回しなどがあれば教えてほしいです。
五十嵐 久コーチからの回答
会社、個人にかかわらず、コーチングを売ろうとしないということが大事だと思います。
会社にも個人にも、抱えている課題があります。
その課題を解決したい、あるいは目標を達成したいという理由から、コーチなりコンサルタントなりを依頼をするのだと思います。
ですから、その悩みや課題が何なのか、そこをしっかりと聞き、そしてそれがコーチングという手法を使うことで「相手のためになるならば」というアプローチをすることが大事かなと思います。
私の場合、経営者の方と話をするときに、その人がこれまで頑張ってきたそれまでの経験がありますし、持っている強みみたいなものがありますから、まずは成功体験をしっかりと聞かせていただきます。
そうすると経営者の方は、どんどんと色々な話を聞かせてくれます。
そして十分に成功体験を聞いた上で「それじゃ何も問題ないじゃないですか」と言うと、「いやいや、そんなことはないんだよ、実はね…」と本音を語ってくれるようになります。
あくまでも私の場合は…ですので、参考程度にお願いします。
ですが、営業がうまくいかないと悩まれている方は、このようなアプローチを試みてみるのもいいのではないかと思います。
回答していただいたコーチ
五十嵐 久
- 一般社団法人日本エグゼクティブコーチ協会 会長
- 株式会社コーチビジネス研究所 代表取締役
- 中小企業診断士
- 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
エグゼクティブコーチとして、独自に開発した『価値観の調和マネジメント』の中小企業の皆様への導入支援と組織開発に取り組んでいます。学生時代に支えて頂いた中小企業の皆様への恩返し・恩送りを胸に、大学卒業以来中小企業支援一筋で取り組んでまいりました。これまで関わった企業数は延べ3,800社になります。”経営者一人一人にコーチを”という社会の実現を目指し、『価値観の調和マネジメント』を通して、『幸せ創造企業』の成長と発展に貢献したいと考えています。