心理的障害を取り除く方法

関東地方は一昨日からの雪で、記録的な大雪となりました。

私は、一昨日、府中で開催された谷口貴彦コーチが主宰する「虎の穴プロフェッショナル2014」に参加しました。

雪のために、会場到着までいつもの3倍位の時間がかかってしまいましたが、石川県や愛知県など、遠方から来られている方もいて、皆さんの意欲の高さに圧倒される思いでした。

内容については、また本ブログでもシェアしていきますね。

開催中のソチオリンピックでは、一昨日、羽生結弦選手が男子フィギア初の快挙となる金メダル、そしてジャンプで昨日、葛西紀明選手が銀メダルを獲得しました。
素晴らしいですね。

一流のアスリートの皆さんを見ていると、自分をコントロールする力が本当に強いなと感じます。

さて、今日は前回の続きで、コーチングの型その2「心のブレーキを完全に取り除く」方法についてお伝えします。

クライアントが心理的な問題や何か障害がある時に、それを取り除いてあげる方法です。
これはもちろん自分自身にも使えます。

何をやればいいか分かっているが、どうしてもできない心理的障害がある。
恐れ、恐怖、心配、未知の不安、人からこんな風に思われたらどうしよう…。

それらを取り除いてあげないことには、いくらノウハウだけを伝えても行動できません。

次の五つのステップに沿ってやっていけば、心理的障害を取り除いてあげることが可能になります。

一つ目のステップは、問題の特定です。

何がその人の行動を止めているのかを知ることです。

悩んでいること、何をやればいいか分かっているけど、失敗するのが怖い、障害が何か自分でも分かっていない、ということがあります。

問題を明確化することが大切です。
何が問題なのか、どうしてそれが問題なのか、どうしてそのことが起こっているのか、を明確にします。

次に、二つ目のステップとして、意味づけを変えます。

問題が起こった時点で、クライアントはネガティブな状況にあります。
ネガティブな状況のままでは行動できませんので、行動を変えます。

「あなたがこの問題から学んだことは何でしょうか?」と問いかけます。

問題は常に学びを与えてくれます。

三つめのステップは、状態を変えることです。

人間の状態は3つのものから作られています。
体の状態、言葉の使い方、焦点の当て方の3つです。

体の使い方を変えてみましょう。
言葉の使い方をポジティブなものに変えてみましょう。
問題に焦点を当てるのではなく、解決策に焦点を当てましょう。

「どのようにしたら、この問題の解決ができるでしょうか?」

四つ目のステップは、リソースを探すということです。

リソースというのは資源という意味です。

常に解決策はあなたの中にあります。
あなたが持っている人脈や知識を探ってみましょう。

「今の問題を解決するには、どのような知識や情報が必要だと思いますか?」

最後の五つ目のステップは行動です。

行動しなければ解決しません。

「何が得られれば行動できると思いますか?」
「何が得られれば、得たい結果が得られると思いますか?」

ほとんどの人がなぜ行動できないかというと、問題が明確でなかったり、解決策が分からなかったり、
心理的障害があったりします。
その原因を取り除くことが大切です。

一流のアスリートの皆さんは、たぶんこの心のブレーキを取り除く方法を身に付けているのでしょうね。