聴く力

3連休の方も多いと思います。
どのようにお過ごしでしょうか?

先日、映画「永遠のゼロ」を観てきました。
涙が止まりませんでした。

あの人たちの犠牲の上に、今の私たちは生きています。

自分は、こんなにも幸せな時代に生きている、ということを忘れず、日々を大切に生きなければとあらためて思います。

また、人生にとって何が大切なことなのか、流されず自分の信念をもってやっていくことが大切ですね。

さて、今日はコーチとして大切な「聴く力」についてお伝えします。

あなたは、話している相手の何を聴いていますか?

「聴く」ことは相手の存在を受け入れることです。

映画「永遠のゼロ」でも、合コンのシーンで、若い男女が特攻隊について言い争う場面があります。

「特攻隊はテロと同じだ」と言う友人は、自分の主張をするばかりで、相手の心の声を聴こうとしていません。

日常会話では、よくあるシーンです。

私たちは、人の話を聴いているようで、聴いていないことが多いです。

私もそうです。

コーチという仕事をしていながら、家族の前では「聴いたふり」をしてしまっている時があります。

特に、疲れていたり、忙しかったりすると、ついつい流している自分がいるのを感じて反省しています。

聴くことは全身で行う作業です。

以前、カウンセリングの仕事をしている時、夜遅く、毎晩のように「死にたい」という電話がかかってきて、話を聴く機会がありました。

本当に死んでしまったら大変です。

1時間位、話を聴いているだけでも、集中して聴いているので、ぐったりしてしまいます。

「この人は今、どんな気持ちなのだろう?」

「それはどんな過去の経験から来ているのだろうか?」

「それがこの人に、今後、どんな影響を与えていくのだろうか?」

言葉だけでなく、常に、相手の言葉の背景にあるものを聴くことが大切です。