月日の経つのは早いですね。
2014年も早くも5日が過ぎようとしています。
今年の正月休みも今日が最後で、明日から仕事始めという方が多いことと思います。
私は今日がコーチングスクールの初講座でした。
正月早々にもかかわらず参加頂いた熱心な 受講生の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
今日の講座では、主に質問のスキルの中の、「視点を変える質問の方法」についてでした。
そこで今回は、質問の方法について取り上げたいと思います。
「日常会話での質問とコーチングの質問の一番の違いは 何でしょうか?」
それは、クライアントのための質問かどうかということです。
コーチングでは、あくまでクライアントのための質問であることが重要です。
日常会話では、お互いが聞きたいことを相手に質問していることが多いのではないでしょうか?
それでは、良い質問とはどんな質問でしょう?
一つには、行動変容を起こすような質問です。
コーチングの大きな目的は、クライアントに 行動変容を起こしてもらうことにあります。
例えばテニスで、コーチが「よくボールを見ろ!」と言うことがあります。
優れたコーチは「今、ボールはどんな回転をしていただろう?」と問いかけます。
そうすれば、おのずとボールをよく見るようになります。
二つ目は、すぐに答えが出ないような深い質問です。
例えば「あなたが一生かけてやりたいことはどんなことですか?」といった本質的な質問です。
考えなくてもすぐに答えが出るような質問は既にクライアントの中で考えが固まっていることが 多いからです。
もちろん、こういった質問はクライアントの置かれた状況などによって使い方には注意が 必要ですが…。
三つ目は、常に頭から離れない記憶に残る質問です。
私は以前、私のコーチから「五十嵐さんは、人生のピークを何歳に置いていますか?」「これまでの人生で一番頑張った時はいつでしたか?」と質問を受けたことがあります。
もう若くないので、とっくにピークは過ぎていると自分では思っていましたので、この質問にはちょっと衝撃的でした。
「質問の質は人生の質」と誰かが言っていましたがコーチングにとって、質問は本当に重要だなという
ことを改めて感じています。